ギャラリーが運営する
木製フレーム額 額装用品を中心に
ご自宅で飾って楽しむものから、本格的な展覧会へむけて必要なものまで、
専門的すぎて、どこに行ったら良いかもわからないものが多いと思いますが、
私たちルーニィにどうぞお任せください。

ときどき実店舗のギャラリーで扱っている、レアもの写真集や、オリジナルプリントなども出てきますのでお楽しみに!

成澤豪「Toy」

幼い頃の話です。
とにかく遊びが大好きだったのですが、なかでもブロックや積み木遊びの最中は、辻褄を手放して空想世界にのめり込み、場当たり的な思いつきの連鎖を楽しみむのです。
念じるだけでどこにでも連れて行ってくれる飛行機に乗り、
水中も火山の中も潜れる冒険者には必須のレーシングカーを操る...。
当時の “大好き” を総動員し、ひた向きに空想を紡い でいく過程で、
結果として得た自在の手は、ブロックや積み木を通じて、
そんなイメージを具現化していったわけです。
さて、 この紙版画という手法による作品シリーズ、“Toy(トイ)” は、そんな今の自分の “大好き”、つまりどうしても心を寄せたく なる衝動と純粋に向き合い、その衝動を、空想世界で培った、自在の手で創作した “喜びの形” です。
モチーフの中心となっ たのは、19世紀後半から20世紀前半の技術革新が生んだモノたち。
当時の人々のテクノロジーへ対するジレンマと、それ対して、エレガンスをもってしてバランスを保とうとしたことによる、結果としてのモノの佇まいに、如何ともしがたい愛おしさを感じてしまいます。

さらにそこに、現代の生活体験で得た、色にまつわる感動を重ね、Toy が生れました。
ここまで語ると、幼少の頃とあまり変わっていないようなでもあり、
発表するのが、ちょっぴり恥ずかしい気もしてきます。

作品を制作するときは、紙をパーツごとに切り出し、それぞれに版画インクで着彩したなら、ひとつ置いては馬連で刷り、も うひとつ置いては次を刷ります。
まるでブロックや積み木を組み上げるときのように、少しずつ慎重に。版画作品と申しましても、紙を使った版の場合、その強度が弱く、せいぜい刷れても 4~5 枚ほどで、その中でもコンディションが良いものは 1 点あれば良い、といった具合ですから、エディションは全て 1/1(モノタイプ)となるわけです。

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成澤 豪(なりさわ ごう)
明治学院大学国際学部卒業後、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科入学。
同大学卒業後、(株)日本デザインセンターに入社。
独立後、2003 年にデザイン会社(有)なかよし図工室を設立。
2015 年よりアートレーベル “Works & Words” を立ち上げ、アー ト作品の制作を開始。
同オフィシャルサイトにて随時作品を公開。

AOMORI トリエンナーレ 2017Classical 部門棟方志功国 際版画大賞に入選。
2017 年カッシーナ・イクスシー青山本店アートギャラリー ARTE ANELLO にて開催の『Regalo Palma』 に参加。
2019 年 Roonee 247 Fine Arts にて『Director’ s Eye 2019』に参加。
同年同ギャラリーの Recommend wall にて『Friends ~成澤豪の紙版画どうぶつ~』
Room 1 にて『しずかな紙版画 ~成澤豪によるアートブック絵本の原画作品展~』 を開催。

Works & Words
https://www.narisawago.com
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